ランドぬるぽ日記(仮)

自転車のこととか色々。

BRM919埼玉1000を振り返り(2)

さて、2日目。

 本当は近くにある道の駅へ移動して仮眠を取ろうと考えたのですが、移動時間が勿体無く感じ、その場で仮眠。30分借金をしたうえで1時間半仮眠をとって出発しました。

出発時は薄暗かったのですが、大峠を登っている頃には明るくなりました。大峠を超え福島とはお別れし山形へ。下りを勢い良く下り米沢へ突入。途中上杉神社への道案内などもあり、観光スポットはいっぱいあるのですが、それらを全てスルーして通過チェックへ。

本来通過チェックは時間制限はないのですが、目安となる時間はあり、30分借金しているのでこれを帳消しにすべく走ります。しかし、朝8時にもなるとすでに日も登り直射日光が眩しく、また、太陽の熱で体温が上がり汗だくに。気温はとても走りやすいのですが、直射日光のおかげで体力を削られていきます。

結局到着はクローズ目安の30分前。ここで朝食をとったり水を補給したりしてクローズ時間ちょうどに出発しました。なんとか睡眠の借金を取り戻しここからまた仕切り直し。

しかし、ここからはかなりの苦行です。

睡眠不足と直射日光、そして非情な向かい風でスピードが乗りません。最上川を何度も往復し北上していくのですが、ずっとずっと向かい風が続きます。本来はここでタイムを稼ぐはずなのですが、100km区間で水分補給で何度も停車、食事で停車とほぼ貯金ゼロでPC4へ到着。

PC4の時点でDNFされた方もいる状態でしたが、とりあえず出発。しかし走り出して30分程度でとうとう疲労でダウンしてしまいました。ちょっとだけと思い目を閉じたのですが、目覚めた時には辺りは薄暗くなっており完全に寝過ごしてしまいました。

急いで出発したもののあたりはすでに真っ暗。半分諦めていたのですが、秋田県に入ったところで下り基調に変わると、ここでいきなりスピードアップ。自分でも信じられないくらい脚がよく回ります。平均時速30kmオーバーで漕ぎ続け、なんとかクローズ30分前にPC5へ到着しました。

この辺りではもう固形物が胃に入っていなかないので、プリンとゼリーを購入。ちょっとだけ仮眠をとって出発しました。が、先ほどの猛追は蝋燭の最後のともしびだったのかもしれません。

PC6に向う途中の広域農道で急に力が抜けてしまいまたもやダウン。道路脇に自転車を寄せて倒れこんでしまいました。滅多に車も通らない田んぼの中だったのですが、通りすがりの人に声をかけられ目を覚まします。さすがに不審者に思われたんでしょう。

その方にお礼を言いつつ目を覚ました時には既に12時を回っていました。次のPCまで残り30kmだったのですが、とても間に合いません。

残念ながらここでDNFです。で、結局朝になってから秋田市内になんとか到着し健康ランドへ。開店から閉店まで風呂と仮眠室を往復したのですが、胃の不調は戻らず、家に帰ることもままならないので、近所にあった漫画喫茶へ。

ここで一泊し、ようやく落ち着いたところで秋田駅へ。

f:id:captainalice:20151011223157j:plain

ここでようやく写真を撮る余裕が出たくらい。

f:id:captainalice:20151011223351j:plain

この日唯一の食事が稲庭うどん

とまあ最後はグダグダになって終わりました。

結局のところ、1日目の睡眠時間がろくすっぽ取れなかったのが問題だったのかな、という感じ。PC1にもうちょっと早く到着できていれば状況は違っていたのかもしれませんが。やはり基本的な走力がまだまだ足りていないんでしょう。あと、途中からは胃が痙攣して何も食べられなくなってしまったので、これも課題点です。

いずれにせよ、個人的には秋田まで行けたという自信と、ぜひ竜飛岬で写真を撮りたいという目標ができました。

ちゃんと走力をあげないとなあ・・・