BRM606宇都宮400kmの振り返り(3)
さて後半。PC3を出発した後しばらくは下り。ここまでは調子が良かったのですが、再び登り始め、母成グリーンラインを通過。このあたりですでに周りは真っ暗になりました。
ここも標高が裏磐梯程ではないにせよ非常に高く、ふらふらしながら登っていきます。着替えたばかりなのにすでに汗だく。そして磐梯熱海まで一気に下降。標高が高く気温も低く、汗が蒸発してとても寒くなりました。
食事もまともに取れていないので、ここへきてエネルギー切れ。このまま走り続けたらいずれ前回の二の舞になってしまいます。次に何か見かけたら入ろうと心に決めたところに出てきたのがらーめん工房味噌屋
わざわざ会津まで行って味噌らーめんかよ、とは思いましたが腹は背に代えられません。閉店ギリギリの時間でしたがなんとか滑り込み食事休憩。座敷に座らせてもらい靴も脱ぎほっと一息したところで味噌らーめんを注文。
とてもシンプルな味噌らーめんをすする。途中にんにくを入れたりしつつもあまり長居はできないので食べ終わった後は即時出発しました。味はあんまり覚えてません。
その後PC4までは緩やかな登り〜と思いきやそうでもなく、300m程度を何度も上り下りさせられかなりキツめ。AJ宇都宮のコースの厭らしさを示しているようです。
結局PC4に着いたのは日付が変わった0時ちょうど。約30分の貯金。奇しくもちょうど私の誕生日だったりするわけなのですが、誕生日になった瞬間は、コンビニ前でGPSの電池交換をしておりました。
そしてメインディッシュの広域農道へ。PC5までの約50kmを4時間で走破しなければなりません。ということで何も考えずひたすらペダルを踏み踏み。さっき食べたラーメンが消化されてきたのか、心なしかペダルも軽やかです。しかしそれも束の間で、登り、登り、下りが終わったらまた登り。この下りが終わったら最後だーと思ったらまた登りが出てきて、なんかRPGのラスボスが何度も復活して倒せないって気分になります。
真っ暗で先も見えない中、ラーメンパワーも尽きて、もうそういう感覚も麻痺してきた頃にようやく終わり最後のPCへ。時間は3時45分頃でしょうか。夜の闇がうっすらと明ける頃に到着。
最後のPCということで食事は取らずゼリー飲料で補給。最後は平坦路だと聞いていたので、ここまでくればもう大丈夫でしょう、と出発。
んなことはなかった。
最後の最後で峠を一つ越えさせられました。
宇都宮のうそつき〜呪ってやるわ〜
などと口にしながら戸中峠をクリア。ここからは栃木に突入、若干の上り下りがありつつもほぼ平坦でした。ここまででほぼ24時間走っているわけですが、よほどのことがない限り完走は確実。時間に追われることもなくなり精神的に余裕が出てきたのか脚も比較的よく回り、時速18〜22km/h程度で巡航。最後の最後、森林公園の上り坂が急すぎて幾度も足をついてしまいましたが、最後はリミット45分前にてフィニッシュしました。
さすがに山岳ブルベを主催する宇都宮のコースだけあって非常にタフなコースでしたが、自分がクリアできたという事実は非常に自信につながります。
しかし同時にまだまだ課題は盛りだくさんということも感じる2日間でした。
感想
・やっぱ坂登りの訓練しないとダメだわ〜
・おいらは400kmは仮眠なしで行くつもりじゃないと完走できないわ〜
・600kmどうしよ。さすがに仮眠なしで完走ってわけにもいかないだろうし
・てか森林公園の坂やばくね?
・ジャパンカップで走ってる奴らバケモンだわ
・てか日曜日にこんなに自転車野郎どもが来てるのかよ
・こんな坂みんなスイスイ登ってる宇都宮恐るべし
こんな感じ。でした。