ランドネきたかんのレポート(2)

続き。

夜の高崎市街は信号で停止も多かったものの、交通量も少なく概ね走りやすかったです。しかし土地勘がないのが仇となり、城南大橋のところでミスコース。左側歩道に乗るところがわからずあらぬ方向へ行ってしまいました。

GPSの地図でずれているのは理解できたんですが、じゃあどこを通ればいいのか？

ウロウロ迷い、高崎駅に戻ってコースを再度なぞり・・・

結局ここで貯金を使い果たしてしまいました。最後のPCに着いたのは深夜1時40分。クローズ30分前くらいです。それでも残り100kmちょっとを8時間で走り切れば完走だったのですか・・・

PC5も結局食欲がわかず、ゼリー飲料で補給して休憩もそこそこに出発したのですが、20分くらい走ったところでいきなり走行中に嘔吐してしまいました。

去年の埼玉1000kmブルベの時と同じ症状です。もうこうなっては力が出ず、水を飲むたびに嘔吐を繰り返し、ハンドル周りのGPS機器やトップチューブバッグなどが胃液まみれに。

結局30km程度走ったあたりで無理を感じたのでGPSを停止。DNFを選択しました。

とりあえずDNFの連絡は入れたものの、この場所(コンビニ脇)からは一歩も動けず、４時間くらいは横たわっていたでしょうか。いい加減救急車を呼ばれそうだったので、ゆっくりとスタートしました。

ここから先はブルベどころかポタリングレベル。残り70kmを約12時間かけて戻り、スタート地点の宇都宮ろまんちっく村へ。

戻ってきた時にはもちろん誰もおりません。一人で車に乗り水分補給をしながら横になっていたのですが、嘔吐は止まりません。最初は30分くらいの間隔だったのですが、自転車で走っている間、段々と吐く間隔が短くなっており、最後には5分に一回のペースで吐いておりました。

車の中でもそれは変わらず、段々と意識もなくなりかけてきたので、最後の力を振り絞って119番へ通報。結局救急車で搬送されてしまいました。

結局症状は脱水症。完全に補給失敗です。4日間入院しましたが、その間ずっと点滴で生理食塩水とブドウ糖を補給。また、胃液を吐きすぎて逆流性食道炎にもなってしまい、固形物を食べることができない状態が続きました。

と、いうことで今回のブルベも散々な結果に。去年と比べてもひどい有様です。ここまでの完走は200kmのみということで、本来であればこれを完走した後7月までに600kmにチャレンジしようかと考えていたのですが、全て白紙になりました。

逆流性食道炎は今も治っておらず、まだ完全に回復していません。来年リベンジはしたいのですが、さて、今後の計画はどうしようか・・・